11/11(日)の練習には、女性1人が新しく参加してくれて、合計14人くらいで楽しく練習しました。
最初に、準備体操、受け身をやってから、初心者グループと通常グループに分かれました。
初心者グループでは、まず、立ち技として、
●浮き落とし
●一本背負い投げ
●足払い
●ツバメ返し(足払いの足払い)
をやりました。
浮き落としは、「投げの形」の最初に出てくる基本的な投げ技であるとともに、国際試合でも出てくる技です。落差が少ないので最初にやる投げ技としていい技ではないかと思います。
素早く体を落とすことと、引っ張っていた手を途中から押すように切り替えることが重要だと思います。
寝技では、
●袈裟固め
●崩れ袈裟固め
●横四方固め
●亀を攻めて崩れ上四方固め
をやりました。崩れ袈裟固めは、通常の袈裟固めよりも足を絡まれにくくなります。
そして、極め技の絞め技と関節技をやりました。通常グループを意識して、いろいろとおもしろい技にチャレンジしてみました。
●裸絞め1(Rear naked choke (RNC)、sleeper holdともいいます)
この裸絞めは形になれば力を入れなくても相手が逃げられない技です。手の筋力はあまり必要ありません。いくつか重要なポイントがあります。
やられそうになったときの対処法もやり、それを防ぐためにどのようにかければいいのかということもやりました。
●裸絞め2(baseball choke)
この技が柔道で出てくることはまずないと思いますが、ネタとして参考のためやりました。
演歌歌手をイメージするといいかもしれません(笑)
●腕がらみ1(V1 arm lock)
V1アームロックは、手の形ができても、特定のルートを通る動きをしないと関節技になりません。そのルートの練習もやりました。
●腕がらみ2(Kimura lock、chicken wing arm lock)
大内師範もWeb担当の私もリスペクトしている、この技を考え出した木村政彦先生の話なども交えながら説明しました。最終的には、相手の背中の後ろにスペースができるように自分の片足を立てるようにします。
●(亀を攻めて)後三角絞め
後三角絞め(うしろさんかくじめ)は、相手の背後の少し上側で、相手の片腕が上がった状態で脚で三角形を作って絞める技です。
直接首に脚がほとんどかからないのですが、少し力を入れるだけでなぜか強烈に絞まるのです。
亀を攻めて後三角絞めをする方法は、独特な流れと細かいテクニックがありまして、今日やった方法はWeb担当の私が競技柔道向けに考えたものです(他で見たことがないという意味です)。自分の手が相手にあまり触れずに亀姿勢の人を攻められます。そのうち、動画で紹介するかもしれません。
この「後三角絞め」が極まればいくら体格差があっても簡単に絞めることができますし、相手は逃げられません。この形にするだけで抑え込みとなります。したがって、試合で絞める必要がないような気も…
今日初めての女性の方も上手にできていて、相手の人も「高速タップ」していました(笑)。